こんにちは、霜月です。
朝晩が、少しづつ寒くなってきましたね。
皆様の地域はいかがでしょうか?
私は元来、花鳥風月に興味はなかったのですが、
歳を重ねる程に、何となく気になり始めて
今では、大好きな物に変化しています。
そんな事で、今年の春に名も知れぬ花が庭先に生えて
赤い実を付けました。
これを題材にして絵を描きましたので、見て頂けると嬉しいです。
以下、この絵のコンセプトを書きました。
我が家の庭に、春のある朝ふと姿を見せた名も知らぬ植物──
その小さな出現は、まるで季節がそっと置いていった贈り物のようでした。
誰も気づかぬうちに芽を伸ばし、風に揺られながら葉を増やし、
やがて赤紫の可憐な実をつけるまでの時間。その静かな変化を見守り続け、
この一枚の中にやわらかく息づかせました。
描くにあたって意識した「立体としてそこに在ること」は、
作品の奥行きを決定づける大切な要素になりました。葉の表と裏でわずかに異なる色味、
光を受けて浮かび上がる葉脈の細やかな陰影、実の丸みがつくる柔らかなハイライト──
それらが重なり合うことで、紙の上に確かに“そこに生えている”植物の
存在感が立ち上がります。
ファーバーカステル社のオイルカラーペンシルは、色を重ねるほどに深みが増し、
触れたくなるような質感を生み出します。その特性を活かしながら、葉の厚みや実の重さ、
枝のしなりまで丁寧に描き込むことで、名も知らぬ植物が持つ生命の気配が静かに宿します
名前を知らないからこそ、分類や知識に縛られず、ただ「出会ったままの姿」を
純粋に見つめ、描くことができた──その自由さが作品全体にやさしい透明感をもたらし
庭に突然現れた小さな訪問者が、季節の流れとともに実を結ぶ。
その奇跡のような瞬間を、立体感という息遣いとともにそっと封じ込めた、
一枚となっています。

youtube 製作過程
いかがだったでしょうか。
これからも作品の紹介や、画材の紹介、その他、絵に関してのいろいろな事を
記事としてUPしていきますので、宜しくおねがいしますね。
それでは、また次回にお会いしましょう。


